★★2011.3 春休みの10の準備●高校実践報告:「4月からの授業づくりはこれで万全! ~ 春休みまでにやっておくべき10の準備」萩原一郎さん(神奈川県立城郷高校) 例会参加者の感想に目立ったのは「授業計画の大切さ」という言葉です。また中高連携という観点では、指導要領の改定点に目配りが出来ていないことを参加者は実感させられました! どの項目が移行するのかを意識しつつ、自分が信じるところを教えるという「軸」がぶれない実践をしていくためには、萩原先生が提唱される「10の準備」が役に立つことでしょう。 (1)萩原先生 ・ レポーターから:新年度に向けて授業づくりの準備は進んでいますか?まだ手つかずの方にもこれからでも間に合う準備について具体的にお話ししたいと思います。使用教科書の分析方法や、年間計画のたて方についてふれていきます。今回は高校1年生の入門期についてお話しします。Big Dipper 1(数研出版)を例にワークショップを行いますが、今年度使用したPower On 1(東京書籍)にもふれます。 ・ 萩原先生:勤務校は3年目。1年生の担任。 (2)概要 ★春休みまでにやっておくべき10の準備 1. 昨年度の生徒にとったアンケート分析 (昨年度の年間授業計画でできたこと・できなかったこと+来年度の構想) 2. プレイスメント(到達度)テストの作成と分析 3. Can-doリストから3年間の授業デザインをつくる 4. 「年間授業計画表」を作成する 5. 中学校の教科書を研究する 6. 4月から使用する教科書を通読する 7. 使用教科書の出典に目を通す 8. 「年間授業計画表」に落とし込む 9. ポイントをしぼって、表計算ソフトに入力する 10. 毎課で使用するハンドアウトを作成しておく (3)各論 1. 昨年度の生徒にとったアンケート分析 ・ 学年末試験後、授業アンケートに答えてもらう。学校で統一して行っている「生徒による授業評価」は、質問項目が大きく参考にならないので別途行っている。結果をふまえて新年度の構想を練っていこう。さらに、昨年度の「年間授業計画」で実行できたこと、できなかったことをチェックしておこう。 ・ 授業アンケートの項目:B4版の表裏。「とても役だった、役だった、ふつう、あまり~、まったく~」「是非続けて欲しい、あった方がよい、どちらでもよい、なくてもよい、やらない方がいい」の5段階評価。「教科書を開く前に黒板に写真・絵・キーワードを貼って英語で説明しました。この活動はどう思いましたか?(=oral introduction」)」「ペア活動」「単語シート」「単語のアクセントや発音を重視したこと」「教科書の内容説明で、スラッシュを入れて日本語で意味を考えるやり方」「文法事項はカードを使い簡潔に説明」「音読練習は英語力を高めるのに役立ったか」「日英対訳シート」「ライティング活動(自己紹介、5行詩作り、漫画紹介)など、色紙に清書したこと」「授業ノートと自学ノートを使用したこと」「1年間の総合的な感想」。 ・ できたこと:まとまった英語を書かせることができた。全クラス共通に行った(同僚と共通理解をもって実践)。「自己紹介カード」「5行詩(英語ハイク)づくり」「クイールの絵本」「My Comic Review」「世界の国紹介」など、その一部を文化祭に展示。定期テストで英語を書かせる問題を出題。学校で初の英語スピーチ大会を開催(Show and Tellの形式。クラス発表後、選抜された生徒が体育館で発表)。 ・ できなかったこと+来年度の構想: 1)教科書の進度に追われ、教科書以外に読む量が圧倒的に不足("Landmine", "Black Jack"は読んだ)。 ⇒来年度はweekend readingを開始する予定(1学期は副教材を使用)。 2)英語1とオーラルの連携がとれなかった(4月までに英語1の準備に追われ、オーラルを見切り発車したのが最大の原因) ⇒3学期末のスピーチ大会を目標に、年間計画をしっかり立てる 3)定期テストでのリスニングが、5回中2回にとどまった。 ⇒英語科の共通理解をもとめる。 4)文法力、作文力が十分に育っていない⇒英文暗唱を徹底する。 2. プレイスメント(到達度)テストの作成と分析 ・ 英語と数学で習熟度クラス。昨年度から新入生は4月のプレイスメントテストでクラス分け。せっかくの機会なので、各設問の通過率をとり、生徒の現状把握と今後の指導の軽重づけに活用している。 昨年度の設問例 通過率 1) Where are my dogs? I can't find (them). 選択肢4択 52% 2) (Does) your father (like) cooking? Yes, he is a good cook. 穴埋め 37% 3) run - (ran) - (run) 動詞の活用 穴埋め 46% 3. Can-doリストから3年間の授業デザインをつくる ・ 新入生が3年後にどのような英語力を身につけて卒業させるかをイメージ化する。私の勤務校は進学校ではないので、大学受験を直接の目標とすることはないが、到達目標を決め、英語科教員で共通理解を図っておくことは重要である。 ・ 萩原私案「Can-doリスト」(抜粋):《読む》「簡単なストーリーの筋を追い、楽しみながら読める」「スラッシュを入れ、語句の固まりに注意し語順どおりに読める」「500語程度のやさしい英文を一気に読み、概要をとらえる(長文に対してアレルギーをもたずに読み切る耐性をつける)」、《聞く》 「内容理解のあとで、教科書のCDを聞いてその内容が理解できる」「1分間150語程度の速さの標準的な英語を聞き、概要をとらえられる」、《話す》「教科書の文章をリズム、イントネーション、区切りなどに注意しながら、なめらかに音読できる」「教科書の内容を絵・写真を見ながら、与えられた語彙を使いながら、簡単な英語を使って説明することができる(story reproduction))「賛成、反対など自分の考えや意見を簡単に説明できる」、《書く》 「教科書の内容について、story reproductionを基にして自分なりに英語で要約ができる (summary writing)」「与えられた表現、文型、文法事項を使って、自分のことを英語で表現できる(自己表現)」「与えられたテーマで5文程度の英文を書ける(高3で)」、《語彙》「発表語彙として1,000語程度を習得」「認識語彙として2,000語程度を習得」(「望月テスト」を使って、1年次から定期的に語彙力を測定してはどうか)、《文法》「中学校で扱う事項について、英語を話す、書く際に使えるように習熟する」「高校新出事項については、未知の文章に使われているときにそれが認識ができるようにする」、《発音》「フォニックスの系統的な指導(特に母音)」「アクセント指導」「発音指導の位置づけ(特に子音:th, f, v, r, l, nなど)」「音のつながりと消える音⇒音読指導」 4.「年間授業計画表」を作成する ・ Can-do リストに基づき、3年間の大まかなプランを作成し、その次に今年の詳細な「年間授業計画表」を作成する。 ・ 年間授業計画表の項目(Excelで作成):月、授業時数、(昨年度実績)、定期テスト、課、タイトル、本文語数、主な言語材料、付属の文法問題集、多読テキスト、スピーキング活動、教科書のExpress Yourself、ライティング活動、自己表現活動、発音、「帰れま10(テン)」(午後の補習で10点取れるまで家に帰れないテスト!)、Q&A活動、整序問題、Oral Communication」。 例えば9月の場合「9月、19~21、2学期中間、Lesson 5 Dreams Are for Everyone、452 words、比較・不定詞・(形容詞用法)・分詞・現在完了形、Railway Children (W, 97)、このへんからstory reproductionとsummary writingを本格導入、ハンディキャップを負いながらも活躍する人について調べよう=ヘレンケラーやStevie Wonder??、◇It is important for me to…/ It is important for us to… ◇I want to be a person who…. The man I respect is… ◇個々の発音(1周目) 不規則動詞(2学期分) 疑問詞 一覧 自分で中間日本語・食べ物」のようになる。 ・ 《第1学年》 □ 辞書指導:4月前半で集中的に練習。それ以降、授業で1回は辞書を引き。 □ 中学校程度の語彙を復習しながら、500語程度の発表語彙、1,000語程度の認識語彙を定着させる。 □ 単語を読めるようにする指導:カナ振り? フォニックス? 発音記号? □ 個々の発音とアクセントは3~4周:「発音のしおり」を使用?(使用しやすいように改訂→春休みまでに) □ 人称代名詞の変化、不規則動詞の活用、疑問詞:1学期に集中して扱う。できない生徒は補習や追試で追いかける。 全員が8割をクリアできる目標で。 □ 文法事項の復習:教科書の6課までの文法事項は、副教材も使って反復練習6課までの文法事項はproduction levelまで高めることを目標とし、中学の 既出事項を発表段階まで高める。言えて→書ける、という方向性を徹底する。 □ 教科書の文章は精読するとともに、中学校の教科書のリーディング教材などを用いながら、多読・速読の練習をする。ビデオ教材を併用しながら内容を深めることも可能。ある程度の長さの英語の文章を読むことに抵抗を感じないようにする。 □ 長文を読むためのルール」を5程度導入する。 □ 徹底的な音読指導を行う。 □ オーラルIと連携し、教科書の内容を話し、書く練習を段階を追って行う。 □ 家庭学習を奨励し、「自学ノート」(仮称)を用いて、家庭で音読練習をしたり英語を書く習慣を身につける。 5. 中学校の教科書を研究する ・ 学習指導要領に目を通す:高校の先生方は中学校で学習する文法事項と高校で初めて学ぶ文法事項の区別が意外とできていないことが多い。例えば、関係代名詞や受動態はどこまで中学校で扱うことになっているか、学習指導要領に目を通して把握しておきたい。中学は2012年、高校は2012年から「コミュニケーション英語I」になる。 【ワークショップ】以下の英文に含まれる文法事項を初出で扱うのは中学校(中)と高校(高)のどちらかマークして下さい。左の欄に「現行版」指導要領による もの、右の欄に「新」指導要領によるものを示して下さい。 「現行版」 「新」 1. Her smile always makes us happy. SVOCでmake 中学 中学 2. You should keep this room clean. SVOCでkeep 高校 中学 3. I don't know what he will do next. SVOで疑問詞節 中学 中学 4. I taught him how to send e-mail. SVOOで疑問詞句 中学 中学 5. Please tell me what you want. SVOOで疑問詞節 高校 高校 6. A new gym will be built here. willで受け身 高校 中学 7. I have a friend whose mother is a doctor. 関係代名詞whose 高校 高校 ・ 参考)関係代名詞の記述を「現行版」「新」で比べる 「現行版」:関係代名詞は後置修飾の構造をとり、日本語とは異なる。さらに関係代名詞を使って話したり書いたりするためには、先行詞や格の違いによる使い分けが必要となる。このような点を考慮し理解の段階にとどめるものとする。 「新」:なお、関係代名詞を扱うに当たっては、活用して定着を図るために授業時数が増加されているといった改訂の大きな方向性を踏まえながら、過度に難しいものや複雑なものに偏ることなく、適切なものを扱うことが重要である。 ・ 中学校の教科書採択を調査:入学してくる生徒が6種類のうちどの教科書を使ってきたかを調査しておく。中学校の教科書は広域採択制をとっているので調査はそれほど難しくはない。今年度は英語1の教科書の語数の少なさを補うために、教科書以外の英文を読ませる「城郷版多読指導」を進める計画を立てている。1年 生の場合、どの新入生も使っていない教科書から読み物教材を利用することも想定している。新入生の使用教科書を調査しておく。6種類すべてが使われていることも考え、中学校教科書の古い版を利用する準備もしておく。そして、多くの生徒が使ってきた教科書2種類は目を通しておく。新入生がどういう話を読んできたか、文法事項はどのように扱われているか、中学校3年生の後半の課の使用語数やレベルなどを実感しておくと入学後の指導に役に立つ。 2009年度横浜市と川崎市の採択状況(22地区、6種類) 東京書籍 New Horizon 11 開隆堂 Sunshine 0 三省堂 New Crown 5 学校図書 Total 2 教育出版 One World 2 光村図書 Columbus 21 2 1年生の場合、どの新入生も使っていない教科書から読み物教材を利用することも想定している。以上の調査から「サンシャイン」が使えそうだと分かる。ただし私学は個別に訊かないとわからない。実際、280人中、私学から来た1人が「サンシャイン」を使用していた。 6. 4月から使用する教科書を通読する ・ いよいよ最も重要な部分。教材、言語材料を概観する。こうすることで、力を入れたい教材や簡単に通読するだけの教材など指導の軽重をつけ、課の順序を入れ替えて扱うなど柔軟な取り組みが可能になる。また、視聴覚教材が使えそうな課を頭に入れておくと、テレビ番組の録画もスムーズにいくだろう。 7. 使用教科書の出典に目を通す ・ 教科書の奥付などを見て教材の出典に目を通す。読んでおいた方がいい書籍をチェックし、図書館で借りたり、購入の準備をする。 8.「年間授業計画表」に落とし込む ・ ここからがメイン。先ほど作成した「年間授業計画表」に教科書の内容を落とし込んでいく作業を進める。各課のタイトル、語数、主な言語材料などを表の形式で整理していく。文法などの副教材を使う場合、その対照表も作っておくとよい。さらに、これから1年間で扱っていく内容を書き込みながら授業の構想を練る。 例えば、post-reading活動を考えてみよう。各課が終わったあとに、どのようなspeaking活動、writing活動を取り入れるか、関連した読み物教材は何を取り上げるか、自己表現活動、発音の指導はどのように進めるかなど表に書きこみながら年間指導の流れを作っていく。教科書には本課のあとに"Let's Write"や"Express Yourself"などの表現活動、発音や語彙指導に関するコラムなどが載っていることが多いので、それも表に書き込み、そのまま使うものと、自主編成するものを区別していく。 9. ポイントをしぼって、表計算ソフトに入力する ・ 1)フォニックス:教科書の本文データを一つのファイルにし、取り上げる綴り字(auやingなど)を「検索」にかけると、単語がどこにあるか分かる。 例)auという綴り字 『Power On English 1』(東京書籍)では、2課にsauce,4課にbecause,7課にlaundry,9課にautographが出ていることが分かり、これを表計算ソフトに入力していく。縦の欄に綴り字を、横の欄に課とパートを置き、表の形式にしておくと年間指導の見通しが立てられる。また、フラッシュカードで「sauce」「because」「laundry」を見せてから9課で「autograph」の発音を類推させることも出来る。 ・ 2)文法事項:例えば、『Power On English 1』では現在完了形が5課で取り上げられている。現在完了形は中学校での既出事項ではあるが、placement testの結果をみてもあまり定着していない。5課で説明をし、練習問題を解くだけでは定着は無理。そこで、現在完了形がこの教科書で何回出てくるか検索してみると、6課で2回、8課で3回、9課で5回、10課で1回使用されていることが分かる。このような見通しがあると、3学期に定着を計ればいいことが分かり、指導に余裕が生まれてくる。 また、教科書で取り上げていない文法事項は年間計画で取り上げていないと取りこぼすことになる。例)接続詞、助動詞、冠詞、前置詞など 10. 毎課で使用するハンドアウトを作成しておく ・ 授業で毎回のように使う「定型化したプリント教材」は、長期休業中に少しずつ作っておく。1学期分は春休み中に、2,3学期分は夏休み中に作成する。寝かしておいて、使用直前に見直しをして修正をする。 ・ 参考:高2で英数国で行う「平成21年度神奈川県立高等学校学習状況調査報告書」(神奈川県教育委員会)によると、以下の設問で「4~5文以上書いてあり、文章の構成が良いもの」は20%程度で、「3文以下」「無解答」が50%程度だった。「指示のとおり書かなかった」のが36.2%いたが「どう書いたらいいのかわからなかった」が18.0%いた。 問い)あなたが「将来就きたい職業」について、次の1~4の指示に従って英語で書きなさい。 1) 理由を明確にして、英語で4文以上のまとまりのある文章を書きなさい。なお、「まとまりのある文章」とは、内容が読み手にうまく伝わるように順序よく並んでいる文章のことを指します。(必要に応じて、and, but, so, because, that's why~などの語(句)を用いてもかまいません。) 2) 第1文はI want to be a又はI want to be anという表現で始めなさい。 3) それぞれの文の長さは、短くても長くてもかまいません。 4) 参考としてあげた職業名で下の表にないものは、ローマ字表記でもかまいません。 (以下の職業名は省略) ★文章の構成が良いと判断するものは、次の観点を全て満たすものとする。 1) 就きたい職業とその理由が明記されている。 2) 単なる文の羅列に終始することなく、内容が分かるように順序よく書かれている。 3) 内容の理解に支障をきたすような、語順や時制などの文法的な誤りがない。 (4)意見交換 ・ Q:辞書指導は? 文法シートは? A:辞書指導は4月に少しやって、ちりばめる。単語シートの中で辞書を引かせる。語法やイメージをつかませたいときなど。紙の辞書(三省堂『ビーコン英和』はカナ振りもある)を使用。生徒たちの電子辞書所持は少ない。文法シートはS+Vなど、パタンが見えるように。 ・ Q:story reproductionはstory tellingと同じですか? チェックしますか? A:同じです。チェックしない。ペアで確認する程度。キーワードや写真を使いながらしている。 ・ Q:教科書全部(10課)は終わりますか? A:7~8課ぐらい。『Power On』は9課までできたが、writing活動をする時可能出す必要がある。 ・ Q:「かえりま10」ではingなどの学習をしますか? A:「がんばり教室」で7人ぐらいで一緒に勉強している生徒が居る。 Iさん: I, my, me, mineを「森の熊さん」(「聖者の行進」より好評)の節で歌って、10秒で言えたらOKとしている。 ・ Q:他の先生に「計画表」は配るか? A:writing活動は共有化している。Joy Readerは2ページやって提出。 ・ Q:自学ノートは? A:練習ノート。日本語→英語など、続けられる人はわずか。和文英訳を試験で出題していたのでやる生徒はやっていた。 ・ Q:「発音のしおり」は? A:使わないと思う。子音は授業の中で、母音はフラッシュカードで指導する。 ・ Q:発音指導の反応は? A:生徒はまねして面白がるが…。繰り返してやる程度。 ・ Q:他社の教科書教材はどうやって入手できるか? A:新刊の教科書の販売は大久保にある「第一教科書」。昔のものは「教科書図書館」が江東区にある(財団法人教科書研究センター附属「教科書図書館」: http://www.textbook-rc.or.jp/library/index.html)。コピー代は高い!(別のものとして、東京書籍の教科書図書館が北区にあります:http://www.tosho-bunko.jp/) ・ Q:生徒は「Can-do リスト」を知っているか? A:提示していない。 ・ Q:「Can-do リスト」は三年分だが、一年分のもあるか? A:あります。 ・ Q:writing活動は楽しいという話があったが、自分では添削状態で大変だった。どうしたら楽しくできるか? A:作品に仕上げると良い。生徒の下書きはグチャグチャ。僕はけっこう手伝ってしまう。アルクのサイト(http://www.alc.co.jp/)にある「英辞郎」を利用している。 (5)意見交換 □ 萩原先生が考える、新年度までにやっておくべき10の準備を滞りなく実施することは、今はできないと思うが、私に良い示唆を与えていただいたと思う。ぜひ、参考にして、取り入れていきたいと思う。発表して頂いた萩原先生、ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。 □ 修士論文では高校生の文法指導に焦点を当てているので、大変、勉強になりました。「計画」の大切さに気づかされました。今後ともよろしくお願いいたします。 □ いつも見やすいレジュメ、わかりやすい進行方法、たいへん参考になりました。計画を立てることの大切さを改めて確認しました。文法項目分布表は、余計なあせりを消してくれそうなので私も作ろうと思います。高校が進学校かそうではないかで電子辞書の所持割合が違ってくるというお話は、少し気になっています。ありがとうございました。 □ 4月から新任として県立高校に勤務することになっており、特に授業に関する不安が大きかったのですが萩原先生のお話を伺い、授業計画の作成に取り組む勇気をいただけました。 □ やはり授業計画は大切だと思います。がんばってご指導の内容を参考にさせていただきます。フォニックスの指導、やってみたいと思いました。ありがとうございました。 □ auの例は大変参考になりました。今年度はリスニングも力を入れないといけないので、是非やってみようと思いました。 □ 指導に生かすためプレイスメントテストや「Can-do リスト」は是非取り入れたいと思います。「年間授業計画表」の項目がかなり細かい点にも感心しました。中学校で使われている教科書についても、もっと知らなくてはと痛感しました。アイデアもさることながら綿密にそれを実行していらっしゃることに刺激を受けました。どうもありがとうございます。 □ この時期にふさわしいテーマで、夢のあるプランを作りたいと思いました。英語科の中で見る生徒も「社会、理科、家庭、保健」の教科書をみておくと、別の角度から見ることが出来て、参考になることがありました。 □ 非常に参考になりました。4月からの授業開始に向けて何から準備していいのか分からなかったのですが、大体やるべきことを自分で理解、確認できました。ただ私の場合、担当クラス(学年)が来週か再来週にやっと決まるので、春休み中にすべてを準備することはちょっと難しいかもしれません…、なので自分なりに「10の準備」をアレンジしてみます。今日はありがとうございました。 □ 年間の見通しを立て、長期休暇に出来ることはその時期にやる…、やはり計画立ててやることが大切ですね。 □ 「城郷版多読指導」としてのweekend readingは実にいい考えです。ペーパーバックを読むようになって間もなく3年になりますが、英文を文法構造でではなく、内容で捉えるってことが大事であると確信しています。 □ 城郷英検の作成に協力させていただきます!! いつも大変勉強になります。僕は年間計画について、教科書に出てくる文法項目をけっこう軽く見ています。 □ 会報担当より:プロジェクト・グーテンベルク(www.gutenberg.org)は著作権の切れたものを扱う1971年創始の電子図書館。(日本の著作は「青空文庫」へ)。国立情報学研究所(www.nii.ac.jp)には学術論文、図書・雑誌の検索サイトがある。 ジャンル別一覧
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